徳川家康が眠る霊廟として、世界に誇る日本の建築物として、世界遺産 日光の社寺の中心的な存在として、その名を知られる日光東照宮です。絢爛豪華なその姿は日光の中心たるに相応しい存在感を発しています。




世界遺産 日光の社寺を構成する主要な施設として、東照宮に次ぐ規模を誇るのが日光山輪王寺です。本堂である三仏堂内部には千手観音、阿弥陀如来、馬頭観音の三仏が鎮座しており、訪れる人達を見守っています。




日光を訪れると、最初に目に映るのが二荒山神社 神橋です。日光の表玄関を飾るに相応しい朱塗りのその姿は、8年間の改修工事を経て平成17年に再び公開されました。四季の自然にうつろうその姿は訪れる人々の目を惹きつけて止みません。




険しい渓澗の中で荒々しい水流をみせる憾満ガ淵。男体山から噴出した溶岩によってできた景勝地だ。大谷川沿いを上流に歩けば慈雲寺、霊庇閣、化地蔵がある。慈雲寺と霊庇閣の創建は1654年、晃海僧正によるものだが、当時の建物はいずれも流失し、昭和48年、46年にそれぞれ復元された。




江戸から大正時代までの建築様式が融合し、内部に施されている装飾や絵画などを含め建物全体が文化遺産といえそうだ。日光田母沢御用邸記念公園(旧日光田母沢御用邸)は、大正天皇(当時は皇太子)のご静養のため、明治32(1899)年に造営された。建物の広さは4500平方メートル、部屋数106の大規模な木造建築は全国でも数少ない。




滝が多い日光の中で最も有名なのが華厳ノ滝。和歌山県の那智ノ滝、茨城県の袋田ノ滝とともに「日本の三大名瀑」の一つに数えられている。97メートルの高さを一気に流れ落ちる迫力は圧巻。新緑、紅葉の時期が造形美をより一層引き立てる。




竜の頭を思わせる滝壺近くの水流。大きな岩により流れが二分されています。湯の湖から流れ出る湯川がここを流れ、中禅寺湖へと注がれる。春のツツジや秋の紅葉が滝周辺を彩ります。